祐 - 漢字私註

説文解字

祐
助也。从聲。
示部

康煕字典

部・劃數
示部・五劃
古文
𨳾

『集韻』『類篇』『韻會』𠀤尤救切、音又。神助也。『易・大有』自天祐之。『繫辭』祐者、助也。

又通作。『詩・周頌』維天其有之。《箋》神享其德而助之。『書・太甲』皇天眷佑有商。

又叶于貴切、音位。『楚辭・天問』驚女采薇鹿何祐、北至回水萃何喜。喜、音戲。

部・劃數
門部五劃

『玉篇』古文字。註詳示部五畫。

廣韻

神助。

音訓

イウ(漢) 〈『廣韻・去聲・宥・宥』于救切〉
たすける。たすけ。さいはひ。

解字

祐助、神祐の意のの繁文。

白川

形聲。聲符は。右に佑助、祐助の意があり、右はその初文。祐は神助の意。

卜文に「又又」とあるのは「有祐」、をその兩義に用ゐてゐる。

右は祝告の器を奉じて祈る意で、これによつて神祐を求めることをいふ。

藤堂

(神、祭)と音符の會意兼形聲。は物を庇つて持つさまの象形。右は又とに從ひ、庇ふ働きをする右手を示す。祐は神が庇つて助けてくれること。(庇ひ助ける)と全く同じ。

落合

甲骨文は。後に分化して出來た字。用義は又字條參照。

漢字多功能字庫

金文はに從ひ聲。神靈の保祐(加護)を表す。

金文の祐の從ふところの右はに從はずに從ふ。

金文では本義に用ゐる。蔡侯盤祐受母(毋)已は、神靈の加護を受けて已むことなしの意。

屬性

U+FA4F (CJK互換漢字)
JIS: 1-89-24
人名用漢字
祐︀
U+7950 U+FE00
CJK COMPATIBILITY IDEOGRAPH-FA4F
祐󠄀
U+7950 U+E0100
CID+13391
祐󠄃
U+7950 U+E0103
MJ030277
𨳾
U+28CFE
U+7950
JIS: 1-45-20
人名用漢字