𤔌 - 漢字私註
説文解字
所依據也。从𠬪、工。讀與隱同。於謹切。
- 四・𠬪部
説文解字注
有所依也。依玄應本訂。依𤔌雙聲。又合韵冣近。此與《𨸏部》隱音同義近。隱行而𤔌廢矣。凡諸書言安隱者當作此。今俗作安穩。从𠬪工。𠬪工者、所落之処巧得宜也。讀與隱同。於謹切。十三部。
康煕字典
- 部・劃數
- 爪部・六劃
『玉篇』古文隱字。註詳阜部十四畫。
音訓
- 音
- イン 〈『廣韻・去聲・焮・㒚』於靳切〉
- 訓
- かくす。よる。
解字
白川
𠬪と工の會意。𠬪は上下の手。工は神に仕へるときの呪具。祝詞の器を持つは右、呪具の工を持つは左。
隱の初文とみてよい。工を以て神を隱す意。
工で神を隱し塞ぐ意の塞は、もと㠭に從ふ字。
今の隠の字は、その最も重要な工を削つてゐる。
藤堂
爪(手)と工(物を示す符號)と⺕(手)の會意で、物を上下の手で覆ひ隱すさま。
屬性
- 𤔌
- U+2450C