爬 - 漢字私註
康煕字典
- 部・劃數
- 爪部・四劃
『廣韻』『集韻』『韻會』『正韻』𠀤蒲巴切、音琶。『廣韻』搔也。『韓愈・進學解』𤓶羅剔抉。又『月蝕詩』𤓶沙脚手鈍。
又姓。『廣韻』本杞東樓公之後、避難攺焉、西魏襄州刺史爬秀。
音訓義
- 音
- ハ(漢) ベ(呉)⦅一⦆
- 訓
- かく。はふ。⦅一⦆
- 官話
- pá⦅一⦆
- 粤語
- paa4⦅一⦆
⦅一⦆
- 反切
- 『廣韻・下平聲・麻・爬』蒲巴切
- 『集韻・平聲三・麻第九・爬』蒲巴切
- 『五音集韻・中平聲卷第四・麻第十七・並・二爬』蒲巴切
- 聲母
- 並(唇音・全濁)
- 等呼
- 二
- 官話
- pá
- 粤語
- paa4
- 日本語音
- ハ(漢)
- ベ(呉)
- 訓
- かく
- はふ
- 義
- 搔く。爪で引つ搔く。爬搔。
- 這ふ。爬行。
解字
白川
形聲。聲符は巴。巴は把手の形で、丸く屈める意がある。爪をそのやうな形にして使ふことを爬といふ。
爪を立てて痒みを搔くことを搔といひ、㕚がその爪を立てた形。
藤堂
漢字多功能字庫
- 『廣韻・麻韻』
爬、搔也。
- 晉・傅玄〈鬥雞賦〉
或爬地俯仰、或撫翼未舉。
また伏せて前に行くことを指す。明・吳寬〈是日往觀果刻本乃復次韻〉濃書銕把純綿裹、深刻蟹上潮泥爬。
また攀ぢ登ることを指す。『水滸傳』第56回時遷看見土地廟後一株大柏樹、便把兩只腿夾定、一節節爬將上去樹頭頂。
また腹這ひになることを指し、趴に同じ。『紅樓夢』第77回那媳婦那裏有心腸照管?吃了飯、便自去串門子、只剩下晴雯一人在外間屋內爬着。
屬性
- 爬
- U+722C
- JIS: 1-64-8