𡥈 - 漢字私註
説文解字
放也。从子爻聲。古肴切。
- 十四・子部
説文解字注
放也。放各本譌作效。今依宋刻及『集韵』正。放仿古通用。許曰、放、逐也。仿、相似也。𡥈訓放者、謂隨之依之也。今人則專用仿矣。敎字、學字皆以𡥈會意。敎者、與人以可放也。學者、放而像之也。放分兩切。从子爻聲。古肴切。二部。按『玉篇』曰、公孝切也。『說文』又音交。然則古肴切者、出於『說文音隱』。
康煕字典
- 部・劃數
- 子部・四劃
『唐韻』古肴切『集韻』『類篇』居肴切、𠀤音交。『說文』放也。謂放效也。
又『玉篇』公孝切『廣韻』古孝切『集韻』居效切、𠀤音敎。義同。
『說文』𡥈在子部、从爻聲。戴侗謂、𡥈、人子之達道也、非但事老。隸書旣興、爻與老譌、故分爲二字。『正字通』因之、以𡥈與孝同、遂謂專訓倣效爲誤。○按『易・繫辭傳』爻也者、效天下之動者也。又曰爻也者、效此者也、𡥈旣从爻、自當專訓效。今仍依『說文』古肴切、訓放效爲是。
集韻
- 卷・韻・小韻
- 平聲三・爻第五・交
- 反切
- 居肴切
『說文』放也。謂放效也。
音訓
⦅一⦆
- 反切
- 『廣韻・去聲・效・敎』古孝切
- 官話
- jiào
- 日本語音
- カウ(漢) ケウ(呉)
- 訓
- ならふ
⦅二⦆
- 反切
- 『集韻・平聲三・爻第五・交』居肴切
- 訓義
- ⦅一⦆に同じ
解字
落合や漢字多功能字庫の擧げる甲骨文を見る限り、學の甲骨文に子に從ふ形はなく、敎の甲骨文には子に從ふものも從はざるものもあるので、學や敎が𡥈に從ふ字と見るのは難しいか。
白川
爻と子の會意。爻は千木形式の建物の形。そこに一定年齡の若者を集めて教育する古代のメンズハウス。
『説文解字』に放ふなり
、『玉篇』に效ふなり
とするが、學の初文とみてよく、卜文にその字が見える。敎、效、學はみなその形を含む字。
屬性
- 𡥈
- U+21948
關聯字
- 𡥉
- 別字。敎の異體字とされる。